Ruby合宿2021春1日目

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月2日から3月6日に開催を予定していた「Ruby合宿2020春」は、開催直前での中止を余儀なくされました。
開催直前の中止という事もあり、参加予定の30名の方々には大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。もしかしたら、その中にはRuby合宿に人生を賭して望まれていた方もいらっしゃるかもしれません。
Ruby合宿運営として、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そして、「Ruby合宿2020夏」の中止決定。コロナが収まってくれればとの淡い期待も虚しく、目に見えないコロナに叩きのめされました。
我々は、ただただコロナを憎み、そして耐え続けるしかないのでしょうか。Ruby合宿のいない世界。悶々とした日々が続きました。

10年も続いた、あの熱いRuby合宿たちも過去のものになりかけていた2021年春、Ruby合宿は蘇りました。「New Normal」時代の新生Ruby合宿、「Ruby合宿2021春オンライン」の登場です!

(前置きが長すぎるのをお許しください。)

 

【Ruby合宿2021春オンライン】

 

Ruby合宿ファンのみなさま、長らくお待たせ致しました。「Ruby合宿2021春オンライン」が始まりました!

今回のRuby合宿は、他の多くのイベントと同様、オンラインでの開催としました。Zoomミーティングを使って、自宅やインターネット環境のある場所からリモートで参加してもらいます。

Ruby合宿の内容はこれまでとほとんど同じです。リアルで行っていたことを、オンラインで行っていきます。

運営や講師陣もオンライン会議の経験はありますが、必ずしもオンラインに慣れている訳ではありません。もちろん、参加者のみなさんも同様です(昨今のオンライン授業で慣れている参加者はいると思います)。
果たして、うまく進めていくことができるでしょうか。期待と不安が入り混じった、エキサイティングなRuby合宿の始まりです。

 

【開会・オリエンテーション】


初日は、13時からRuby合宿開始です。
全国から応募頂いた中から、27名の皆さんに参加して頂きました。


Zoomで一堂に会すると、こんな感じになります。カメラを通してでも全員の顔が見れると、なんだか安心します。

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※ プライバシー保護のため、一部の写真(の一部)に「ぼかし」を入れることがあります。

 

開催宣言の後は、島根県商工労働部産業振興課情報産業室の佐々木室長より、ご挨拶を頂きました。

(スクショ撮り忘れました。すみません。)

 

オリエンテーションでは、Ruby合宿の注意事項について運営からお話します。
休憩はしっかり取ること、体調が悪いときは無理しないこと、ジュースを飲んだりお菓子を食べたりしながらリラックスして活動することなどを伝えました。

 

【まつもとゆきひろ氏講演会】


もちろん、まつもとさんの講演会もオンラインです。
今回は、「プログラミングの本質」というタイトルでお話頂きました。

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(ドアップ!本棚は壁紙)

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(いつもの「名誉市民」ネタです笑)

 

リアル講演会で感じられる、まつもとさんの熱量的なものが、若干マイルドに感じられました。
しかし、さすがはオンラインに慣れているまつもとさん。観衆を魅了する話しっぷりに、参加者全員が聞き入ってました。

 

【自己紹介】


続いて、参加者全員の自己紹介です。
オンラインでの自己紹介はどんな感じになるのか、ちょっと心配もありましたが、卒なく淡々と、そして滞りなく進んでいきました。

でも、オンラインの難しさ(と言いますか特徴)をここであらためて感じました。
自己紹介でしゃべっている間、他の参加者はマイクオフですし、画面で顔を見ている訳ですが、リアクションが見て取れないので、ギャグとか言い難い雰囲気だと感じました。
仮に言ったとしても、滑っているのかいないのか分かりづらい。運営としては厳しい環境です。
このRuby合宿の最中に打開策を見つけることができるのでしょうか。

この画像は、(参加者ではなく)島根県商工労働部産業振興課情報産業室Ruby合宿担当の太田さんの自己紹介です。

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(次回はもっと気の利いた自己紹介お願い致します。)

 

【環境構築】


今回のRuby合宿は、これまでと同じDXRubyライブラリを使ったゲーム開発です。
テーマは「スクロールアクションゲーム」。
事前に開発環境を配布しているので、ここではその動作を確認します。
また、メイン講師であるNaCl野坂さんの力作サンプルプログラムが同梱されているので、それを確認してもらいます。

リアルであれば、背後からパソコン画面を覗くことができますが、オンラインでは残念ながらできません。

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(覗き見はできませんが、画面共有機能はあります。)

 

また、今回はオンライン開催ということもあり、ソースコード管理にGitHubを使う方針としました。
GitやGitHubに不慣れな参加者も多く、使い方を覚えるのが大変です。
参加者にとっては負担ですが、GitHubの強力なソースコード管理機能を使うメリットは十分あります。
ここでは、GitHubアカウントの確認と、共同で使用するリポジトリの設定を行いました。

 

【チーム活動】


リアル開催でのRuby合宿初日は、移動、夕食、備品配布などいろいろやることがあり、チーム活動(チーム開発)は行いません。
今回のオンライン開催では時間に余裕があるので、初日からチーム活動を行ってもらいました。


本日のチーム活動では、主にどういったゲームを作るか、方針を決めてもらいます。
早速、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って、チームごとにそれぞれのルームで活動してもらいます。

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(顔出しOKを頂いてる参加者たちです。)

 

【自由時間】


オンラインに慣れている、慣れてないの差はあるかもしれませんが、画面をずっと見続けなければならないので、目が疲れますし、精神的にも疲れます。
今回のRuby合宿では、18時以降を自由時間としています。Zoomを退出してもいいですし、Zoomを21時まで使い続けてもよいということにしました。


初日という事もあり、ほとんどの参加者のみなさんは、早めにZoomを退出されましたが、遅くまで残っている参加者もいました。
リアル合宿のような宿泊部屋での親睦がないので、今後仲良くチーム開発が進められるか気になります。

初日は、何とかうまく進められたようです。2日目以降もうまく進んでいくでしょうか。ワクワクドキドキ。


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