これまで「Ruby合宿はハレの日と決めています」という決め台詞的なものを使ってきました。当然、これまでのRuby合宿では雨の日も雪の日もありました。正直「まっちゃだいふくさんにはかなわない」と挫けそうになったこともありました。しかしあえて言います。心の目で太陽を見て、心の肌でその日差しを感じてください。「Ruby合宿はハレの日と決めています!」。
冒頭から失礼致しました。待ちに待ったRuby合宿2018春の開始です。
・開会の儀
「松江オープンソースラボ」に集合した28名の参加者の皆さんに、島根県を代表して島根県商工労働部産業振興課情報産業振興室の安達グループリーダーからありがたいご挨拶を頂きました。
安達GLのお話の中に散りばめられた「セレンディピティ(serendipity)」や「行動変容」などの小難しい言葉によって、参加者たちの緊張した気持ちが次第に士気へと変化する様子が手に取るように見て取れました。
・まつもとゆきひろ氏講演会
簡単なオリエンテーションの後は、初日最大の企画「まつもとゆきひろ氏講演会」です。参加者の皆さんに聞いたところ、実物のまつもとさんを今回初めて見る人がほとんどでした。講演では「理想のソフトウェア」と題して、つい先日話題となった「Ruby誕生25周年」のお話から始まり、「イデアの追求」そして最後には「人生のバランス」について、大変説得力のあるお話をお聞かせ頂きました。やはり、初日にまつもとさんのお話を頂くと、「俺の向かっている方向に間違いはないんだ!」という自信がみなぎってきます。
・移動
この後は、バスに乗ってサン・レイクへ向かいます。美しい宍道湖の湖岸を走りながら、これから始まるプログラミング生活に思いを馳せます。
・入所説明
サン・レイク職員の方から施設の使い方や注意事項などを教えて頂きました。「生活のすべてが研修です。」これ大事!
・アイスブレイク
サン・レイク職員の方から、前回に続き、またもや新ネタを教えて頂きました。その名も「サン・レイク拳法」。
・参加者交流会
サン・レイクの美味しい夕食の後は、参加者交流会です。一人ひとり自己紹介をしていくものなのですが、今回の参加者の皆さんは、これまでのRuby合宿と比較してもおとなしい印象がありました。控えめと言うか謙遜というか。でも、その印象は後で変わりました(後述)。
写真は島根県商工労働部産業振興課情報産業振興室の周藤さんの自己紹介。心が和みます。
・環境設定&動作確認
自己紹介が終わると備品の配布と開発環境の設定や動作確認を行います。いつものRuby合宿ですと、早々と宿泊部屋に引き上げて、明日のグループ開発に備えて各自準備に入るのですが、今回のRuby合宿は違いました。あらためて、班のメンバー同士で自分の特徴や性格、スキルなどの自己紹介を始めたのです。しかも、一人ひとりしっかりした自分の言葉で。これはこれまでには見られなかったことで、コミュニケーション能力の高さを物語っています。「今回のRuby合宿は絶対うまくいく」、そう思えた一瞬でした。
明日のグループ開発が楽しみでなりません。期待が膨らみます。